Restaurant ESqUISSE | レストラン エスキス

Behind the Dishes

2021.04.06
火| 野鴨、赤カブ、燻製ビーツ

火の力にインスピレーションを得ました。破壊する力ではなく、形を変えて再生させる力。

火を使用するということの全ての技術・哲学を超越し、

3つの味覚、苦み・酸味・燻製の風味を完璧に生み出すのです。

 

鴨の皮を少し焼いて焦がし、少しの苦味を与えます。

しかし何よりも、その熱量の強さによって凝固中の血液の酸味を強調するのです。

内臓の苦味と酸味も兼ね備えたサルミソースは、このコントラストをさらに際立たせます。

次のステップは、このコントラストを緩和することです。

燻製の風味と酸味(オニオンジャムとサワークリームを詰めた燻製ビーツの折り紙)、

そして地球が生んだ力強い野菜と果実感のあるブルーベリーがその役割を担います。